サガン鳥栖サポーター代表からの返答
ソシオ横浜の皆様、初めまして。
鳥栖スタジアムのゴール裏をメインに応援している「SAgANTINO Nord」のリーダー板山高大と申します。

今回、サガン鳥栖の存続問題に関しまして多大なご心配とご関心をお寄せ頂いたことを、 サガン鳥栖サポーターを代表いたしまして、まずは心よりお礼申し上げます。

さて。
今回の質問状に対し、「SAgANTINO Nord」を代表致しまして、下記のように回答させていただきます。

1、サガン鳥栖のサポーター団体は現況どのような形で形成されているか、 今回の『ROAD,to25,000』はその総意の運動と考えて良いか。

鳥栖スタジアムで活動する団体は主に以下の3つです

あとは、サポーター団体とは言えず、個人で観戦に来られている方という位置付けです。 現在のところ、この3団体の間での確執というものはありません。

また、ご存知のように、アウェイを中心に活動している「SAgANTINO@TOKYO」という組織もありますが、 こちらに関しては星加や太田にお問い合わせいただいた方が確かなことが分かるかと思います。

そして、『ROAD,to25,000』活動に関してですが、これは上記の全団体の総意とお考えいただいて結構です。
現在、SAgANTINO Nordの森という者が音頭を取る形で、上記団体にまたがる「サポーター協力会」という組織を立ち上げ、 今回の『ROAD,to25,000』はもちろん、今後サポーターレベルで大規模な活動を行う際の連絡を密に取れるような体制を整えているところです。
前述いたしました通り、各団体間に確執があるわけではございませんので、このような仕掛け作りは比較的スムーズに運ぶものと考えております。

また、『ROAD,to25,000』はサポーターのみならず、サガン鳥栖後援会及び地元商店などを中心とした「砂岩の会」という組織も巻き込んで展開しております。

2、Jリーグが支援条件(存続条件)として出した「100%減資」とはどういう意味で、それが為されればどう変わるか。それに対しどういう考えか。

「100%減資」は、会社と株主間で繰り広げられてきた様々な問題をクリアにる為、 Jリーグから提案されたものだと考えます。
具体的には、運営母体を持たず、169名という多くの個人株主の出資に資本を依存した結果、 株主の中に中心となる"大株主"が存在せず、この事により会社の迅速な意思決定を妨げていた事が問題で、 そのような関係を一度リセットするための100%減資要求だと受け止めております。

100%減資が実現された場合、一時的にJリーグ関連企業が100%株主となり、県や市が、新たな引き受け先企業を探すという流れになると予想しております。

サポーターとしては、「100%減資」は会社と株主間の問題を解決する為の事案であり、 我々が口を出す問題では無いと考えております。
心情的なことを申しますと、フューチャーズ解散からサガン鳥栖設立の一連の流れの中で、 運転資金が少ないチームのためにと、なけなしの財産をはたいて株主になっていただいた個人株主の方が大多数ですので、 彼等に対して「減資に応じろ」とはやすやすと言うことはできません。
ただ、SAgANTINO Nordの中にも株主となっている者もおり、私の知る限りでは彼らは苦渋の思いで減資に応じております。

3、それに応じない「不良株主」という人達は、どういう人で、何故そんなことをするのか。彼らに対しどういう考えを持っているか。

まず前段としてですが、鈴木チェアマンの発言により、この「不良株主」という言葉だけが一人歩きをしてしまっているというのが正直な感想です。
つまり、「不良株主」とは誰のことで、一体何が不良であるのかということは一切説明されておらず、 我々としても何をもって「不良株主」と定義されているのか把握しておりません。

もちろん、色々と推測を広げることはできるのですが、 仮に、「今回の100%減資に反対している人」を不良株主とするのであれば、 先ほども申し上げました通り、我々の口からは減資を強要することはできません。 ただし、株主の皆様も「サガン鳥栖を存続させたい」という思いを持って いらっしゃると我々は信じております。

4、古賀照子社長や、現サガン鳥栖スタッフについては、どう考えるか。 彼らに対しどういう考えを持っているか。

皆様も報道等で一部ご存知とは思いますが、古賀社長に対しては、特に地元のサポーターは良い感情を持っておりません。
個人的にはもっとサガン鳥栖、そしてサッカーを大切に扱って欲しいと考えておりますし、それはどのサポーターも同じ思いのはずです。
しかし、今は、そのような好き嫌いを主張している場合ではありません。
チーム存続のためという大命題が何よりも最優先ですので、チーム存続のためであれば、古賀社長に協力することも厭いません。

5、今回の存続危機に対して、何が原因で、どのように考え、どのように努力しようとしているか。

原因は幾つかあると思います。その中でも根本的な所として以下の6点だと考えます。

  1. :大株主不在による株主間の主導権争い
  2. :上記に端を発する、会社の意思決定プロセスの不透明な状態。
  3. :慢性的な人材難(経営者及びサッカーとチーム運営に精通している職員)
  4. :これに伴う地元各団体・企業との連携不足
  5. :上記3,4点を主要因とする、慢性的な資金不足。
  6. :満足な営業活動が出来ない事よる観客動員の低迷 
これら6項目の内、1〜5に関してはサポーターとしてはどうにも出来ない問題であり、 逆に過去にサポーターが口を出す事でより多くの混乱を引き起こした面もあったかと思います。
従いまして、現在は6点目の問題に注力し、観客動員問題を解消すべく、 「Road to 25,000」をサポーター有志により立上げ、昨季の反省も踏まえて、 様々な地元団体の協力を仰ぎ、より組織的な集客活動を行っている最中です。

6、他チームのサポーターのサポートは必要か。また、その協力を仰ぐにあたり、 何を持って協力をお願いするのか。

今回の企画に関しましては、既に多くの他チームのサポーターの方から、 ご協力のお申し出を受けております。
これは大変有難いことであり、これからも他チームのサポーターの方々からも是非ともご支援いただきたいと思っております。

しかし、最低限の常識として集客活動に関し、まずは我々サガン鳥栖サポーターで出来る限りの事は行うというのが当然のことだと考えております。
集客の成功との定着には地元の盛り上がりが不可欠であり、地元を盛り上げ、 周囲に「サガン鳥栖が必要だ」というメッセージを発信し、 それを鳥栖市・佐賀県・周辺地域へと広げていきたいと思います。
その活動の中で、鳥栖スタジアムを満員にするための一つの手段としての「チケットの寄贈を広く一般に募集し、そのチケットを小中高生に寄贈する」という活動を行っております。
この活動の中で、横浜FCのサポーターの皆様、また他チームのサポーターの皆様にも、 まずは今回の集客活動の主旨である「サガン鳥栖を存続させる為に、サガン鳥栖の良い面を多くの方に伝える為に、 鳥栖スタジアムを満員にする」という点をご理解いただき、ご協力をお願いしたいと考えております。

また、いただいた協力のお申し出の中には、「署名」や「募金」といった具体的な協力方法を示して下さった方もいらっしゃいましたが、 他チームのサポーターの方々にお願いすることといたしましては、当面はこの「チケット購入協力」という一点に絞らせていただいております。
ご理解の程、宜しくお願い致します。

以上、非常に簡単にではございますが私の回答をさせていただきたいと思います。
最後になりましたが、今後ともサガン鳥栖存続問題に関しまして、温かいご支援を賜りますよう、何卒よろしく申し上げます。

2004年7月28日
SAgANTINO Nord リーダー
板山 高大